2011年11月01日

サメダカラ

samedakara1.jpg
サメダカラ
Staphylaea staphylaea staphylaea
コモンダカラ亜科 サメダカラ属
一般的なサイズ:15〜22mm
分布:太平洋側・房総半島以南/日本海側・山形県以南
レア度:三浦★★★・房総★★


●タカラガイの魅力の一つは、磨いてもいないのに殻がツルツルなこと。これは生きているときには外套膜という体の一部分で殻全体を包んでいるためですが、数少ない例外としてザラザラなのがこのサメダカラです。名前も「鮫肌」からきたもの。腹側は歯の部分が底面全体に広がっていて、これも特徴的です。そんなに珍しいものではないけれど、きれいなのが波打ち際にコロンと転がってるのを見つけるとかなりうれしい。
●全体の形は丸っこいものが多く、殻の前後は茶色に着色されています。幼貝のうちは茶色っぽかったりベージュ色で、成長するとともに白っぽくなり、さらに青灰色になっていくのは近縁のシボリダカラと同じ。まだ未成貝のうちは白い斑点(シボリダカラよりは細かい)が散らばっているだけですが、成貝になると斑点のところが盛り上がってきます。
samedakara2.jpg
拾った中ではきれいなもの。表面がザラザラといっても、新鮮な個体では下地につやがあります。サイズは2センチを超えればかなり大きい方。
samedakara3.jpg
すり減ってくると成長とは逆にベージュ色を帯びてきます。底面の歯まですり減っちゃうと、シボリダカラとの区別が難しいことがあります。
samesibo.jpg
摩耗した個体でのシボリダカラとの比較。サメダカラもこんな感じでちょっと長細くなるのがいます。成貝同士だったら、シボリダカラは殻の前後がめくれ気味になってくることと、底面の歯が真ん中あたりで短くなることが区別点。あと、この写真では見えないけど、サメダカラの場合は底面と側面の境界がはっきり段になってます。そのへんまですり減っちゃうとかなり難しくなるけど、だいたいそういうのは拾わないかな。

■似ているもの:
上に書いたとおりシボリダカラです。


posted by Yasuhisa Ueda at 19:03| Comment(0) | 三浦・房総の貝殻図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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