うーん、どこにいるんだか全然分かりませんね。大きさはツマグロヒョウモンくらいあるんだけど、ほとんど茶色一色だし、羽を開くこともほとんどないから、撮っててもちょっと目をそらすと分からなくなるんです。
なんとか近づいてみれば、ちょっと変わった輪郭の羽を持っていることに気が付くでしょう。これはたぶん♂。♀はもっと羽の突起が強くなります。
こっちが♀(正直それほど自信ないけど)。色合いも♀の方が赤っぽいはずなんですが、この蝶の場合たいていストロボ使って撮っちゃうので比較しにくいです。
クロコノマチョウは、ツマグロヒョウモンやナガサキアゲハ同様、年々生息地を北へ広げている蝶。ウラナミシジミのように死滅回遊を繰り返しているのではなく、成虫越冬して子孫を残しています。僕は8年ほど前の春、横浜の郊外で初めて見て驚きましたが、今ではこのへんじゃもう珍しくもありません。ただ、明るい場所に出てきて花の蜜を吸ったりすることはなく、林の中で落ちた果実の汁や樹液を吸って暮らしているので、ツマグロヒョウモンほど話題にならないようです。食草もススキとかジュズダマだし。
最近はなにかというと温暖化が話題になりますが、こうやって身の回りの自然の変化を見ているとほんとに実感します。
幼虫は黒い頭に角があってユニークな形。これは9月中旬、ジュズダマにいたもの。特徴的なのですぐ見つかりそうですが、頭以外は緑色で葉っぱに溶け込んでいるので、食べあとを目印に探してもなかなか見つからなかったりします。


